認知症予防 [健康]
加齢による物忘れは、誰にでも起こることですが、
認知症となると忘れたことさえ分からなくなり単なる物忘れとは
区別され、病気となります。
加齢による物忘れと認知症の相違点
〇 加齢による物忘れ
・知っている人の名前が思い出せない
・おととい食べたものがしばらく思い出せない
・物忘れを自覚している
・漢字の書き方を思い出せない
・電話で受けた伝言を伝え忘れる
・大事なものをどこにしまったかわからないが、探そうとする意志がある
〇 認知症の初期症状
・家族の名前が思い出せない
・日付がわからない
・昨日の出来事を忘れる
・物忘れをした自覚がない
・身だしなみに無頓着になる
・簡単な計算ができない
・薬の量、飲んだ回数がわからない
・ふろ、電気、ガスなどの消し忘れが多くなる
認知症の進行の仕方は人それぞれと言います。
初期に出やすい症状の一つとして、感覚器の目や耳、鼻がとらえた
情報を脳が認識できない「失認」があります。
典型的な「手指失認」は手の指の名前が言えなくなります。
順番に「親指、人差し指」は言えても中指あたりから怪しくなり、
特に「薬指」が言えなくなる人が多いといいます。
暗算で簡単な計算ができなくなる「計算力の障害」も初期症状の一つで
買い物の合計やお釣りの計算ができなくなり、何を買っても支払いは
いつも一万円になったりする場合もあります。
このような認知症にならなためにも、
アルツハイマーや脳血管疾患を引き起こす生活習慣病の改善が
とても大切です。
また、最近では、緑茶や米ぬかが認知症予防に期待されています。
緑茶を飲んでいる人にアルツハイマー病が少ないことから
認知症機能改善につながる研究が進んでいます。
米ぬかから抽出された天然ポリフェノールのフェルラ酸に
認知機能の低下を抑える効果が実証されています。
緑茶や玄米等日本古来の食材に認知症予防の光が見てきたようです。
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