金環日食と天地明察 [暮らし]
いよいよ21日朝、金環日食です。
今回は、九州南部から福島県南東部にかけての
太平洋側を中心に観測可能ということです。
これだけの広範囲で観測できるのは、
なんと932年ぶりだそうです。
また金環日食観測ができない地域でも
部分日食は観察できそうです。
21日、朝7時半前後、ぜひ金環日食との
遭遇を楽しみたいものです。
ただし、せっかくのドラマチックな天文ショーですから
ぜひ専用グラスや、遮光シートを使用して安全に注意してください。
15日、江戸時代に実在した天文学者、安井算哲がモデルの映画
「天地明察」の制作報告記者会見がありました。
算哲は、日食を正確に予測した暦を日本で初めて作った
学者であり、囲碁棋士でもありました。
碁打ち、算術、暦、そして恋の綾なす
この物語の主人公安井算哲を、主演の
岡田准一さんがどう演じてくれるのかとても楽しみです。
岡田さんは、この記者会見で、
「算哲のまっすぐでピュアな人柄を出せればいいな、と
思いながら演じた」とコメントしています。
映画は9月15日から全国公開となります。
当日の天気予想は、
北海道は北部を中心に晴れるでしょう。
東北から近畿にかけては広く晴れて、日食を楽しむには
適した朝となりそうです。
中国、四国地方や九州は雲の多い予想となっていますが
天気予報は微妙にずれることがありますので
今後のチェックをお願いします。
また、今年は、天文観測のあたり年といわれています。
6月6日には、太陽の表面を金星が通過する
「金星の太陽面通過」があります。
※(ここで日食専用グラスがまた使用できます)
金星の太陽面通過、次回は105年後です。
8月14日には「金星食(金星が月に隠される)」があります。
6月4日は部分月食があります。
壮大な宇宙を感じながら、天体のドラマを観察し、
かけがえのない地球に感謝したいと考えています。
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